解体用にカスタムしたナイフは非常に使いやすい!!
ということで、自論と使用していただいた方からの評価に基づく使いやすいカスタムを紹介します。
切れ味の低下を防ぎ、軽く、小回りが利くようになるので、おすすめです。
最初に、
切れ味の低下の原因は大きく分けて2つあります。
・刃先が悪くなる
・ナイフ側面の脂や血で抵抗が増し、刃先の状態に関係なく切れにくくなる
脂や血で抵抗が増えるというのがとても厄介で、これが解消されるだけでとても切れるようになります。
本日のお題のナイフはこちら
モーラナイフカスタム
左が加工したもの。右が買ったまま
背に向けて薄く整形してあります。
(もちろん背に刃はつけませんし、対象の形状ではないのでダガー及び槍ではありません。念のため)
刃先から
刃先から見るとひし形。
ノギスで挟むと分かりやすい。
これによって抵抗が減り、脂や血が付きにくくなります。
断面図。
オレンジが肉、黒が刃、赤丸が肉と刃の接触面です。
このように、通常のナイフと比べて接触面が極端に少なくなるので、とてもスムーズに切れますよ。
作り方は(道具があれば)簡単。砥石かベルトサンダーなどで薄く削るだけです。
側面の加工なので、刃先の形状は関係ないのがミソです。
ベルトサンダーあれば10分で作れます。
ちなみに、ひし形にせずに単純に薄くするだけでも良いですが、厚いナイフを単純に薄くすると最悪折れます。また、極端にしなっても使いづらいので、背骨が必要だろうという考えのもと、ひし形を採用しました。